人に教える事になりそうなので、まとめて行きます('A')適当にやってるから、結構、嘘を教えそう…。嘘に気づいたら、突っ込みプリーズ。

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 FLASHでActionScriptをいじる前に、まずはソフト自体の使い方をマスターする必要があります。スクリプトをまったく書かなくてもモーショントゥイーンで色んな動きを付けることができます。基本はパラパラマンガなので、それほど悩むことなく扱えるようになるのではないでしょうか。容量など気にしない、CPU負荷なんてぶっちぎりだぜ!という環境なら、スクリプトなしでわが道を行く事も可能です。音をつけたりするとなると、スクリプトのお世話になりますが・・・。

 FLASHバージョン5から搭載されたActionScriptは、オブジェクト指向になっています。FlashLite1.xのベースとなったFLASHバージョン4とは大きく異なり、かなりJAVAに似た感じになっていて、よりプログラム的です。

 バージョンの対応がすっごくわかりにくいので説明しますと、基本的にプレイヤーのバージョンによってActionScriptのバージョンが違うのです。
 FlashPlayerは1~9と、FlashLite1.0、FlashLite1.1、FlashLite2.0が現在あります。FlashLite1.xは、FlashPlayerでは4相当。FlashPlayerのバージョン4までは、ActionScriptがなかったり、5でActionScript1.0です。FlashPlayer6以降になって、ActionScriptは2.0になりました。FlashLite2.0はFlashPlayer7相当で、使用されるActionScriptのバージョンは2.0です。
 そして最新のFlashPlayer9は、ActionScript3.0。もうこれは相当の別物になってるらしいですが…。

flashPlayer1
flashPlayer2
flashPlayer3
flashPlayer4 FlashLite1.0 1.1
flashPlayer5 ActionScript1.0
flashPlayer6 ActionScript1.0 2.0
flashPlayer7 FlashLite2.0 ActionScript1.0 2.0
flashPlayer8 ActionScript1.0 2.0
flashPlayer9 ActionScript1.0 2.0 3.0

 FLASHでは旧バージョンから2つのアクションの概念がありました。大元となる基本のタイムラインを制御するためにキーフレームに書くフレームアクション、ユーザーからの指示を受け付けるボタンアクションです。そして新たに5以降、各MovieClip(以下MC)オブジェクトごとに書くことのできるクリップアクションが追加されました。クリップアクションはスクリプトの組み方によってはボタンも作成できるので、マニュアルなどで2つは1セットとして扱われており、ボタンアクションもクリップアクションも”オブジェクトアクション”と1くくりに呼ばれるようです。でも、フレームアクション、ボタンアクション、クリップアクションの3つを別々に考えた方が勉強しやすいのではないかと思います。

フレームアクション…フレームに書くスクリプト
ボタンアクション…ボタンに書くスクリプト
クリップアクション…MCオブジェクトに書くスクリプト

 フレームアクションはタイムラインの制御、MCの統括がメインになります。ちなみにフレーム自体もMCなので、クリップアクションとスクリプトの記述は同じです。
 ボタンアクションはちょっと特殊で、ボタン自身を参照しません。ボタンについては、ボタンが置かれたMCを制御するスクリプトを記述する事になります。またボタンのみでしか使えないイベントもあります。on()ハンドラとか。
 クリップアクションは、MCオブジェクト自体に書き、その書かれたオブジェクトだけに有効なスクリプトが書けます。