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 名前を短くしました。正式名称はパッチワークの20cmファスナーポーチになるはずなんですがw
 今日は作り方の解説をしておきたいと思います。
 今回はハギレ消費のためのパッチワークという事で、私がどのようなルールで布を決めているかの解説もしていきます。c3cca336.jpg
 マチの大きさの変更や、本体の大きさの変更もしやすいレシピなので、用途に合わせてサイズを変えて作っていただきたいかも。高さをグンと減らして、ペンケースにしてもいいと思います。
 

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■完成サイズ■
 横 21cm(入れ口側のサイズです)
 縦 11cm
 マチ 3cm

■型紙版■2015/07/24追加 08/14誤記部分修正

「20150724.pdf」をダウンロード

*こちらの型紙でのパッチワーク部分の剥ぎ合わせは、すべて1cmの縫い代となっています。以下の作成手順の解説とその部分が異なりますので、ご注意ください。

第六回消費マラソン中(布幅110cm/20mスタート)
  1640 - 1 =1639cm 
今週ノルマ●●●○○○○(土曜スタート)

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■材料■
 布色々 20cmファスナー キルト芯もしくは接着芯 2cm幅リボン5cm(なくてもOK)

■パッチワーク用の布の選び方■

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 すべて別の布で作る事も出来ますが、ここでは布選びを簡単にするために、10×10のハギレを6枚用意します。こちらの写真が、今回選ばれた布です。
 基本ルールとして、失敗が少ない要素を挙げると、

・布の厚みが同じ物
・布の材質が同じ物
・色に共通要素がある

 一番最初にDの布を手に取り、”赤”がメインカラーになる事が決まりました。まずはこのように、この布は絶対使う!という主人公を選んでくださいね。その布と同じ厚み、質感の布から候補を選びます。

 布の配置を規則正しいパターンにするため、薄い色3枚、濃い色3枚をそろえます。この濃い薄いは、目を細めて布を見るとなんとなくわかるのですが、最初に選んだ布がDだった場合、地色があるので、これは濃い色のゾーンになります。地色が白だと、薄い方になりますので、地色がある=濃い、地色が白=薄い、というルールで選んでしまっても大丈夫です。
 後は柄が細かいとか大きいとかありますが、丁度いい布がハギレにあるとは限らないので、今回はそこまでは考えません。63af7dfc.jpg
 まずは基本となるDを分析します。このDの布の中に存在するのは、赤・緑・ピンク・黄色です。
 なので私ルールとしては、この色が含まれる布は、すべてこの布と仲良くなれるという判断をします。

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 そして選ばれたのが、上記の布だったのですが、それらの布の色を分解してみると、メインのD布の色が含まれているのがお分かりいただけるかと思います。なお色の順番は、その色の面積の分量が多い順に記載しておりまして、ぱっと見では一番左に書かれている色が一番印象に残ります。Aの布を見た時、赤い布と思う人はいなくて、大抵の人が白い布だと判断すると思います。
 濃い色にいい色がなかったので、丁度DとEの布を混ぜたら、こんな色になるだろうと思われる布があったので、今回はそれを使いました。
 
 細かい部分を言うと、彩度・明度・色相の共通性も突き詰めるべきなんですが、そんなのを考え出すと、パッチワークの布選びが辛くなるので、ぱっと見不自然じゃなければOKOK!

 今回は赤系で統一してますが、例えば同じ柄の色違いの布なんかは、彩度と明度と柄という共通要素があるので、色相違いという、色の差が大きくても、並べるとちゃんと馴染んだりします。
 他にも明度のグラデーション、七色のグラデーションなど、規則的な変化であれば、他の要素がズレていても馴染んで見えるという法則が存在します。

 とりあえず今回は、最初に選んだ布と共通性の要素が存在する布を優先して選んでください。共通要素が多ければ多いほど、ケンカしない布になるかと。

共通要素の候補としては
・使われている色が同じ
・鮮やかさが同じ
・明るさが同じ
・布の材質が同じ
・柄の大きさが同じ
・光沢の有無が同じ
・織の大きさが同じ
 
 など、色々あります。
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■用意する布のサイズ■(上記のパッチワーク用布は除く)
・マチとファスナー側の布として 23*5cmを3枚
・↑用のキルト芯を 23*3で3枚
・パッチワーク部分用のキルト芯を 23*8cmを2枚
・内布用に 23*13cmを2枚
・内布用のマチ用に 23*5cmを1枚

■作り方■
 まずは10*10だったパッチワーク用の布を縦にカットし、横5cm、縦10cmの短冊状にします。
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 パッチワーク用の布を、濃い色、薄い色と交互に並べ、しっくり来る配置になったら、6~7mmの縫い代で剥ぎ合わせていきます。

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 剥ぎ合わせたら、濃い色の布の方に縫い代を倒し、アイロンをかけます。アイロンをかけて幅を確認し、22.5~23cmになっているか確認してください。もし22cmだと、ちょっと最後が縫い辛いかもしれませんが、出来なくもないので。剥ぎ合わせは同じ幅で縫い合わせるのに技術がいるので、大抵は多少のズレが出ると思って気楽にGO!
 なお並べ方は、表用と裏側用で配置順番を変えると、変化が出て面白いし、もちろん同じ順番にしても可愛いと思います。ここでのルールは濃い色と薄い色を交互に並べるだけ!

 このアイロン作業のついでに、キルト芯を他の布にも貼っておきます。このパッチワーク布にも貼りますよ。
 縫い代部分にキルト芯がかからないように配置して、貼ります。

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 ファスナー側用の布とパッチワークをした布を中表にして、縫い代1cmで縫い合わせ、レースを飾ったり、タグをつけたりします。この時、パッチワーク用の布が小さいと、ファスナー側用の布がはみ出しちゃうので、はみ出した分はカットして置いてください。

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 いつものようにファスナーをつけます。画像の方に説明を書きました。過去のポーチでもっと詳しく書いていますので、ここでは簡単に・・・。

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 片方がついたら、残りも同じようにしてつけます。底が開いているので、端まで縫いやすいと思います。

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 底マチを付けていきます。中表にあわせて縫い代1cmで縫い合わせます。
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 もう片方も縫い合わせます。

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 内布側もマチを縫い合わせます。片方に返し口をあけておきます。

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 マチの部分をこのように折りこみます。内布の方も同じように。

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 両端を縫い合わせます。この時の縫い代は、パッチワークを縫い合わせた時と同じ、6~7mmにすると、柄の出る面積が同じになって綺麗だと思います。私はうっかり1cmでよく縫ってますが!

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 マチの部分の四隅を、少しだけカットしておくと、もたつきが少なくなります。

 表に返し、返し口をコの字縫いで縫い綴じたら完成です。