布あわせの法則的な物を、今日はご紹介したいと思います。

 布小物を作り始めて、色の選択の大事さ、センスの必要さを感じて、色彩検定を1級まで取りましたが、個人的には3級程度の知識があれば十分だと思っています。履歴書に記載できるのは2級からなので、デザイン方面に就職するとかがなければ、雑学知識として3級程度の勉強をしておくと、布あわせをする時のヒントになるかな?と思います。

 色彩検定の話を何故してるかといいますと、色の基礎知識といいますか、色の見え方の法則を知っていると、それだけでルールが見つけやすいからです。
 でも知らなくても大丈夫です。勉強すればするほど、結論的に、どんな布でも合うって思うようになるだけなので・・・。

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 色温度や、明度や彩度、面積効果とか、気にするといろんな事がありますが、布あわせの最大ルールは、組み合わせる布に、説明可能な共通性があるという事でしょうか。1ヶ所でも共通性があれば、大抵合います。

 「同系色でまとめる」のが一番簡単かと。

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 たとえば昨日のコレ。共通部分は”白”が含まれていること。一番目立つ色は”オレンジめいた赤”。色の共通性で全体をまとめてみた例、と言ったところでしょうか。
 全てが柄布というのは、ゴチャつく要因ですが、口布とボトム布は幾何学模様で整然としたパターンを使えば、それを防ぐ事が出来ます。
 簡単にするなら、ボトム布は無地に、口布は単色の水玉なんかにすると、無難に仕上がりますが、手持ちでそういう布がキレイに揃うのは稀なので、ある物で工夫すると、こういう組み合わせに。

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 これもいわゆる「同系色であわせる」の組み合わせで、基本は”青”がメインカラーになっています。でも共通性としては、青の色合いや分量、鮮やかさにすごいばらつきがあります。それでも合うのは、地色に秘密が。レースの色と見比べていただけるとわかるのですが、地色は白ではなく、うっすらとしたリネン色といいますか、くすんだクリーム色のような色合いが含まれています。
 口布の方にはその共通性である地色のは含まれていませんが、見える範囲が少ないので、彩度の高めの布を刺し色として使った例です。アクセントになる少範囲部分には、ちょっとイメージが異なる布を入れても大丈夫、という事で。それでも”青”というテーマからは外れていないので、とんでもない組み合わせにはならないのです。



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 これはちょっと変則的な組み合わせになります。
 これの何処に色の共通性が・・・?となりますが、これは紫の布と黄緑の布の彩度が同じで、補色の関係にあります。補色というのは、正反対の色。
 色相環というものがありまして、色んな種類がありますが、総じて環の反対側との組み合わせが補色、となります。
 緑の反対は赤、黄緑の反対は紫です。

 補色の組み合わせは多すぎるとごちゃつく要因になるので、無地をあわせます。その無地にはなるべく色味のない無彩色(白黒灰色)や、彩度が低くて色味がわかりにくいのがあわせやすいです。

 それでも共通性が少ないのでは?となりますが、紫の布の中に、黄緑のキノコが混じっており、実はその黄緑と口布のストライプの黄緑は、ほぼ同じ色で、それも全体の共通性の1つとなっております。

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 考え方のパターンとしては、布をずらっと並べて、合いそうなものを選ぶという形で、これにしようと決めた後、メインの布とどのような共通性があるか、観察します。共通性が見つかればそのまま使ってもOKで、見つからなければもう一度再考、というのを繰り返してる感じです。

 柄の大小、ごちゃつき度、使われている色の多さなども組み合わせにおいて重要ですが、基本的には組み合わせたあと、共通性が説明できるかどうかで、それが大きく間違いでないかを確認する作業をすれば、チグハグになるのはとりあえず避けられる、というのが私の布の決め方です。



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