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 恒例になった週末DVD鑑賞。
 土曜は「レッドクリフ」のPart1とPart2を見ました。

 レッドクリフは、三国志の中の1エピソードである「赤壁の戦い」をモチーフにしたもので、三国志を前編・後編に分けるなら、前編のラストになるぐらいでしょうか。
 日本だと三国志は横山 光照氏の漫画のイメージがかなり強いので、三国志といえば主人公は劉備と思ってしまいますが、この作品では周瑜と孔明。三国志を知らない人でも、劉備やその部下たちの名前やいでたちのイメージ程度は沸く程度に有名ですが、周瑜って誰やん?ってなりそう。そもそも名前が読めない人すらいそう。

 三国志はその名の通り、3つの国の三つ巴の戦乱の世を描いた壮大な物語で、曹操の魏、劉備の蜀、孫権の呉という国があります(あるというか出来る)。
 曹操は若い帝を操って好き勝手する悪玉。強い大望・野望を持った人で、知力体力、人を扇動するカリスマにも長けており、領土も権力も好きな女も全て手に入れ、中国の全土を支配しようとしています。統一して平和を築こうという意思はありますが、残虐非道なところもあり、民衆は結構いい迷惑をしています。
 劉備は徳と情の人。人に慕われる才能はぴか一で、何故こんな優秀な武将がついてくるのかわからないような昼行灯的なところがあるのですが、その人となりに惚れてる孔明や関羽、張飛、趙雲など、他に比類なき無双の勇者が傍に仕えています。
 孫権は優秀だった父や兄の元、あまりパッとせず、若さもあって臣下の意見に振り回される事も。でも人の扱いには長けており、優秀な人材を登用し、上手く国を仕切っています。

 周瑜(しゅうゆ)さんは、その孫権の一番の部下で、武芸芸術に秀でた智将。とても美人のお嫁さんを貰っています。その美人のお嫁さんは、曹操が欲しいと思っている女性だったりするところが、物語の下敷きです。

 曹操の進軍に押され、劉備軍は民衆を守りながら必死に逃げます。部下たちの獅子奮迅の戦いもむなしく、多くの犠牲を出してしまいました。今の劉備軍は力が無さ過ぎて、曹操との戦いは不可能でしたが、孔明の案で孫権と同盟を組むことになり・・・というのがあらすじです。


 三国志の各キャラのファンを喜ばせるためか、各武将の戦闘シーンがとても長いです。
 3Dをふんだんに駆使して、大軍隊を表現していますが、かなりの人数のエキストラも使っている感じです。この撮影中に、実際何人か本当に死んでるんじゃないのかと不安になってくるようなシーンも満載・・・。

 静と動のシーンが交互にあり、思わず引きこまれます。
 また孔明の策、周瑜の仕掛けた罠が痛快に、大軍VS少人数の戦いを有利に進めていく物語は、やはり三国志の醍醐味ですね。
 二人の智将が、頭脳を競い合うように策を繰り出す様は、二人の琴の競演にもよく現れていて、視覚的にも聴覚的にも物語を上手く表現しています。光や風の演出がとても良くて、物語に、ハッとさせられる場面が随所にちりばめられていて、最初から最後まで、見事な三国志でした。
 一応、あらすじの解説がありますが、三国志を知ってる前提で見るものですね。

red_c02 お気に入りの登場人物は、孫権の妹。快活で男勝りなんだけど、兄の孫権には女はおとなしくしてろ的な扱いを受けていて、自分の才覚を生かせないでいるのですが、孔明の依頼で一人敵陣に潜入したりと大活躍。
 曹操の布陣の様子を書き止めた布を体から外すときが、とても美しいです。この子こんなに美人だったんだと驚きます。

 そういえば、曹操を暗い場面で見ると、何故かTOKIOの城島茂に見えてしまう場面があって、一度そう思ってしまうと、そうしか見えなくなって困りました。帝の前のしょっぱなから、あ!似てる!と思う角度があるので、見る機会があればぜひ、それも確認してみてくださいw

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