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 先日タイベック生地を使った作品に反響が多かったので、どういう用途があるのとか、扱いの注意なんかを説明しつつ、こういうスーパーの袋みたいなエコバッグの作り方も解説していこうかと思います。

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 タイベックのいいところは、切りっぱなしでもいいところなので、すごく簡単にショッピングバッグの模倣が可能です。布だと内布をつけたり、一枚仕立てだったらパイピングが必要だったりしますが、タイベック生地ならそのまんまなので、何も考えずに作れます。

 こういう写真を撮るとき、おしゃれな輸入菓子や、パン屋さんで買った素敵なフランスパンがはみ出してるみたいに、小物に凝るべきなんですが、あいにく家にそんな気の利いたものがなくて、入っているのは、特売だったみりんとコーンフレークです。少しでもおしゃれに見えるかしらと、紙パックの生協の卵パックを置いてみましたが、所帯じみ感がアップしました。

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 台風の日に風に舞う姿が似合いそうです。

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 たたむと軽量コンパクトに。ビニール袋と違って何度も使えるし、水にも強い!
 強度もあるので、結構重いものもいけますが、縫い目がチケットのもぎり線みたいになって強度を落とす可能性があるので、もしエコバックにするなら、持ち手を別付けするトートバッグのようなものより、こういうスーパーの袋をそのまま模倣するのがおすすめです。

 型紙用に、お気にいりサイズのスーパーの袋をご用意ください。

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 第12回布消費マラソン中(布幅110cm/20mスタート)

452 - 20 = 432

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 タイベック生地は柄入りなんかもあるよ!

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 お気に入りサイズのスーパーの袋で、接着されている部分を切り取ります。持ち手のとこと底が、溶けてくっついているので、その部分を切り離す感じですね。
 スーパーの袋は使用済より、使ってないのが扱いやすいです。使用済だと皺があったり、重みで伸びてサイズが変わってることがあって、ゆがみが邪魔です。
  全然関係ないですけど、マルヤさんは良いスーパーです。

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  ジャバラ折りになってる脇の部分を伸ばすように広げてしまいます。持ち手のところ、ちょっと複雑な形をしていますので、ここはカットして省略してしまいましょう。そのままでもいいですが、カットしにくいので。

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 あ、足が見きれちゃったw 新しい靴下履いててよかった。
 ちょっと見えにくいですけど、半分に折ったタイベック生地に袋を重ね(持ち手が、”わ”になる部分です)、おおざっぱに大き目に切ってから、こんな感じに整えます。
 上は持ち手の端と”わ”部分でそろえちゃって、左右には1cmの縫い代分を追加。底には3cm追加といった感じです。正確じゃなくてもよくて、おおざっぱで大丈夫です。

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 持ち手のところを袋のまんまのデザインでカットしちゃいます。 ペンで線を引いてカットしてもいいです。私は重ねて切っちゃってますが。

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 広げるとこうなります。持ち手のところを”わ裁ち”にするのは、力の加わる部分になるべく縫い目をもってきたくないため。タイベックは、力のかかるところに縫い目は少ない方が絶対にいいです。

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 中表にたたんで(点々が見える方が裏、紙っぽい方が表)、脇を縫います。 

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 省略可ですが、脇縫いには強度アップのために押さえステッチを追加しています。 
 一度縫い代をしっかり割ってから(最初に割っておかないと変にだぶついたりするので、とりあえず一度割る)、あらためて片倒しし、押さえのステッチを入れます。このとき別の部分を巻き込んで縫わないように注意してください。
 タイベックはラミネート同様、縫ったところの穴が隠せませんので、縫い損じをしないことが大事です。 

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 表に返します。 

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  マチを作るためにたたむのですが、何cm折るとか考えなくてもいいです。
 ちょっとわかりにくいかもですが、持ち手部分を半分で折り合わせるようにします。綺麗に布端が合うように、持ち手がしっかり二重になる感じで。

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 そのまま同じ幅で下まで折れば、ベストなマチ幅でジャバラ折りになります。 

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 タイベック生地は熱に弱いのでアイロンは使えませんが、折り筋は簡単につくので、しっかり指で押さえておきます。 

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 同じ方法でもう片側も。

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  省略可ですが、形をキープするために抑えのステッチを折り目部分に入れておくと良い感じになります。
 これを縫うとき、このように脇縫い部分が見えるように開いてから縫うと、ほかの部分をうっかり巻き込んで縫う事故が減りますのでお試しください。普通に正面から縫うと、うっかり反対側も一緒に縫っちゃったという事故の発生の可能性もあります(体験談)。
 何度も言いますが、タイベックは縫い損じ注意! 
 
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 縫い終わったら、底側を始末しましょう。まずは1cm折りあげます。 

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 さらに1.5cmほどもう一度折って、ぐるーっと折り目部分を一周縫います。

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 わかりにくいので赤い線で。こんな感じに底は強度アップ。

 これで完成です。 

 まとめるとタイベック生地は、

・アイロンが使えない 皺は味
・負荷のかかるところはなるべくミシンステッチがないような構造にする
・縫い損じをできる限り排除する
・縫い代は片倒し
・紙用のハサミでも切れる

 です。

 一枚仕立てで小物を作るときは、あまり裏表は気にしなくてもいいかも。見た目が気に入ったほうを表にすればいいと思います。
 針目は細かいより荒い方がいいかも。いつも2.5設定なら3で縫う、という感じで、少しだけ荒くしておくと針で空く穴の数が減るので、強度の減少が防げるかなと。針や押さえは、普段の布用で大丈夫です。

 耐水性が高いので、お弁当袋の内布として使ったりが私は多いですが、”縫える紙”という感覚で使えば用途はもっと広いかも。
 あと30cm角ぐらいのハギレが出たら、正方形に整えて、防災用品やキャンプグッズに入れておくといいです。折り紙のコップの折り方で折れば(用途説明としてはアレですが、小学生ぐらいのときの検尿コップを作るあの折り方です)、一時的に水を汲んだりするのにも使えたりしますし、ちょっと湿ったところに座りたい場合にシート替わりにしてもいいかと。ただ、岩がごつごつしたところでは避けた方がいいかな。

 クラフト紙みたいな色の物も出ているので、防護服みたいなのはちょっと抵抗がある方は、こういうものもおすすめです。鉢カバーのようなインテリアアイテムを作るなら、こちらがナチュラルで良いかと。