今年の最初にたてた目標、達成できましたでしょうか?
 あれをするんだ、今年こそは!という、あの熱い思いは実現しましたか?


 胸に刺さる、三日坊主という言葉。


 今日は三日坊主のエキスパートだった私が、ブログの毎日更新をやれるようになるまでの過程で、やって良かった点をまとめてみますね。

  
 私も三日坊主に関してはスペシャリストでした。てか、3日続かない事すらあった。
 そもそも三日坊主というのがなぜ、ここまでありがちなのか、多くの人が陥るのか。まずそこから説明しましょう。 

 語源は、坊さんになってはみたものの、修行がきつくて3日で辞めちゃう人が多かった、という所から。という事で、昔から人は3日しか続かないパターンを持っていたという事です。

 つまり、きつい事は3日しか続けられない。それが人間。もうそういう物だと思った方がいいです。
 本来、人は新しい事という負荷には3日ぐらいしか耐えられない生き物なんです。 その負荷が重ければ重いほど、耐えられない確率は増える。

 三日坊主のパターンでわかりやすい物といえば、ダイエットでしょうか。ダイエットは三日坊主の代名詞ですね。でも今の私にはその三日坊主の原因がわかる。

 それは、ダイエットという事を1つの目標にしてしまうから!

 欲張りな人、まじめなひと、せっかちな人ほど失敗する根拠がコレ!わたしはせっかちタイプです。すぐに結果が目に見えてほしくて無理をしがち・・・。
 ダイエットには、食事制限や運動など、生活習慣を見直すという大きな負荷がかかります。 まさにお坊さんの修行そのもの。そもそも食べ物に関する事は命にすら係わる事。脳も体も3日で根を上げる。これ以上無理したら死んじゃう!と、強制的にブレーキがかかるのです。こんなの失敗して当たり前。ダイエットの三日坊主は恥じる必要なし!生物として当然!

 えーー、それでもダイエットしたい~。

 そういう場合どうするか。

 目標をとにかく細分化する!

 です。 

 ダイエット=痩せて憧れのボディを手に入れる、健康な体を手に入れる。これはあくまで大目標であり、終着のゴールとして掲げておいてもいいです。
 でもその前に、小さいゴールである、細分化した目標をとにかく立てる。

 ダイエットなら、1日〇kcal、おやつ禁止、1日〇歩歩く、誰それさんのダイエット運動をする・・・なんていうのがありますが、とにかくダイエットでやるといいとされている事を、事細かに書き出します。
 そして思い出してください、ダイエットをはじめようと思った時、あなたはそれを全部一気にやろうとしませんでしたか・・・。 
 ぜひ試してほしいのが、そのリストの中で一番簡単なもの。例えば憧れのスタイルの女優さんの写真を1日に3回見るとかそういう、もう絶対どんなに忙しくてもやれないはずがないと思う一番簡単なものを 選んでやってみてください。
 これが案外できない。油断すると1日のうちに1回しか見てなかったり、丸々1日忘れてたりする。簡単であってもこの状態になるのに、負荷の重い事を続けるなんて厳しいの一言です。

 じゃあどうするのかというと、三日坊主の言葉が示す通り、最初の峠は3日目に!とにかく、簡単な目標を3日以上続ける!というのが最初の目標です。3日を超えると、普段の生活の中に馴染んできます。9日経つと生活のルーチンになってきます。3週間あれば定着します。

 簡単なはずなのに3日も続かないよー、という場合は、さらに細かく細分化です。食事制限がうまく続かないなら、食事制限とは→間食をしない、カロリー計算する、カロリーの上限を守る。まず簡単なのが間食をしないですが、これがどうしても守れないなら、夜の間食だけは絶対に我慢する、という感じで負荷を減らして続けられるようにします。夜が我慢できるようになれば3時のおやつの我慢、それができるようになったら午前を我慢して・・・最終的に1日の間食0に。こうやって段階的に負荷を強くして、間食しない自分に慣れていきます。とにかく、ちょっと頑張れば出来るレベルに、目標ランクを細分化して下げる!とにかく続ける事を目指すのです。


 すぐに結果を出したい!という焦りが、いろんな事を一度にやらせてしまうのですが、ダイエットの1日で手に入れた栄冠は1食の間食で消えます。
 ダイエットに成功したら、ずっとそのスタイルと健康を維持したいと思うでしょう。それには長く長く続けられないといけません。体が「これは負荷が強くて辛い やめろと脳に指令を出してもらおう」と感じないように、この負荷が常に当然にあり、やっても生死にかかわらないと慣れさせる必要があるんですね。 
 毒をいきなり煽ると死にますが、弱い毒で体を慣らすと死なないエジプトの王族の処世術みたいな(ソース:「王家の紋章」メンフィスさん談) 方法で、負荷に体をゆっくり慣らすというのが、脱三日坊主の秘訣といえますでしょうか。

 私のこのブログも、最初は飛び飛びでした。でも毎日書きたいなーとは思っていたんですよね。だけど日記は三日坊主の人だったので、最初は厳しかったです。負荷が重くて。
 なので最初は、1行でもいいから書く。天気の話でもなんでもいいからとにかく1行でもいいから、書くようにしました。それが定着して、書かないと落ち着かなくなったら、今度は針を毎日持つ。とにかく毎日何か縫物に関する事を1つやる。それがブログに反映される内容でなくとも、とにかく縫物に関する事を1日1回する。資材の整理でもいいので、とにかく触れる。
  最終的に、現在の縫物作品毎日1作更新という目標に到達、といった感じです。
 勉強も1日1Pという低負荷を続け、毎日勉強をするという癖をつけました。
 慣れるたびに、少しずつ負荷を足していくと、最終的にはかなり高負荷の事ができるようになるという。
 忍者が毎日、少しずつ丈を伸ばす植物を飛び越えて、跳躍力を身に着けるように!

 明日出来るようになってなくても、1年後出来るようになってればいい。そういう気長なプランでどっしりと構える落ち着きがあれば、脱三日坊主です。

 長期の持続が苦手な人も、中間ゴールがあれば結構頑張れますので、そのイメージを持つのも大事かも。ステージを1つ1つクリアするゲーム感覚。スーパーマリオだって1面が細分化されている、あのイメージ。1-1のゴール、1-2のゴール、小ボスを乗り越えてそして2面へ、みたいな。


まとめ:
 ・目標はとにかく限界まで細分化
 ・その中からカンタンな目標からはじめ、1つずつ3日目の峠を越える
 ・1つの目標が習慣として定着してから次の目標に手を付ける
 ・負荷にはゆっくり慣れると心がける
 ・階段は1段ずつ上がるのが一番楽
 ・中間ゴールで達成感を得る
 ・すぐでる結果より、長く続く結果を目指す 

 
 2017年は決意の年として、絶対に達成したい目標のある方もいると思うので、今まで挫折続きだった方はぜひ、目標の細分化から試してみてください~。 

 この方法で私は実際に、脱三日坊主という結果が出たので、説得力があるかなあと思って書いてみました。
 1つのジャンルで三日坊主にならなくなると、ほかの事でも三日坊主というのが無くなるのも、面白い結果でした。